


グローインマイルダー
●股関節の外転の動きが柔らくなる ●鼠蹊部周り、股関節の動きが楽になる ●楽に動けるようになる ●歩く走るが楽になる ●骨盤の動きが良くなる ●腰も楽になる |
ショルダーマイルダー
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チェストマイルダー
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ヒップマイルダー![]() 股関節の屈曲の動きを柔らかく ●股関節の屈曲の動きが柔らかくなる |
1負荷をかけないストレッチ


2柔軟性で最大のストレッチ効果
特徴①ではバネ式による終動負荷の利点を伝えました。ただ、このバネ式による終動負荷にも一部、デメリットというものが存在します。もちろん、そのデメリットを解消するための工夫も当然ながらに盛り込まれていて、それがこのマシンにおける特徴その②です。知識が豊富なトレーナーなら分かると思いますが、終動負荷でトレーニングを行うことのデメリットは、それを継続して行っていると筋肉が固くなってしまう(硬縮する)ことです。終動負荷の場合は文字通りコンセントリックにおいて動作の最終局面に向かって負荷が強くなっていく性質があります。終動動作で強い力が必要になるということを生理学的に説明すれば、その局面においてアクチンとミオシンの滑り込みが強くなるということです。この動作を継続して行っているとどうなるか、です。これはカラダがその動作とそれに対する作用を覚えてしまい、先に述べた筋肉が固くなっていくことにつながります。 | ![]() |
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これが終動負荷で継続してトレーニングを行うことのデメリットです。ストレッチマシンは関節可動域や筋肉の柔軟性を高めるためのものなのに、それによって筋肉が固くなってしまっては元も子もありませんから、この終動負荷のデメリット部分についてはケアが必要になります。そのためにこのファンクション・マイルダーには「補助器具」が付けられています。例えばグローインマイルダーというマシンの場合、股関節の柔軟性を高めて、動きを滑らかにするものです。通常のストレッチマシンであれば、コンセントリックの動作時も当然ながら内転筋群を使って筋肉を収縮させます。ただ、終動負荷の場合はこれを続けると前述した筋肉が固くなってしまう懸念があるので、そのコンセントリックの動作を他の部位の力を借りながら行うようにしているわけです。このマシンで言えば握ったグリップで腕の力を使ってコンセントリックの動作を補助します。そのことによって終動負荷によるデメリットを解消して、終動負荷によって得られる最大限のストレッチ効果というプラスの面だけを享受できるようになっているのです。もちろん、この補助器具はこのマシンだけではなく、先般に紹介した4台ともにコンセントリックの動作を別な力によって補助できるように設計されています。 |
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3リラックスをして緊張を緩め柔軟性を上げる
また補助器具があることにはもう1つの理由があります。それはコンセントリック時にストレッチをしたい対象部位にほとんど力を入れる必要がないので、完全脱力状態でエキセントリックの動作に入ることができる点です。これもまたペアストレッチを想像してもらえれば良いですが、補助者は対象者に対して常に「リラックスをして、力を抜くように」と声をかけると思います。それは筋肉に力が入った緊張状態では、最大限のストレッチが得られないからです。つまりはマシンで行うストレッチも同様で、常に脱力したリラックス状態で筋肉が伸長したほうが良いわけです。先の補助器具というのはこれを担保するにも一役買っていて、前述した通りコンセントリック時に無駄な力を入れる必要がないので、完全脱力状態でエキセントリックの動作ができて最大限の動的ストレッチになるという論理です。こと「フィットネスクラブのお客さま層を対象に」、「ストレッチだけを目的とした場合」はこれがベストだと記したのは、このような点を考え尽くしてそれが具現化されているからです。